丘の家

十勝地方、芽室の丘、辺り一面の畑の中に防風林に寄り添うように建つ木造2階建ての住宅です。
外観は、隣のマンサード屋根*の納屋に時間とともに馴染んでゆくサーモウッド*横張羽目板の外壁と雁木のアプローチが特徴的。アプローチと一体につながるリビング・ダイニングに面した雁木のデッキ、防風林側に配した落着きある1階テラス、周囲に広がる農耕地帯を望む2階テラス、と顔の違う3つの屋外空間を持ち、それぞれの場が表情の違う季節の移ろいをはこびこみ、室内に彩りを添えてくれます。

屋内は濃いめの着色に艶を出したラワン合板仕上げ。光の陰陽を際立たせながら、時の流れを感じる落着きのある空間になっています。

 

*マンサード屋根:北海道の原風景の一つともなっている、17世紀にフランスの建築家が考案した腰折れ屋根。

*サーモウッド:フィンランド建築技術センターが開発した、薬剤を一切使用せずに、「高熱」「水蒸気」のみで木材を腐りにくくし、経年による変形を抑え、高耐久にする技術。

DATA

  • 所在地: 北海道河西郡芽室町
  • 構造設計: 照井康穂建築設計事務所
  • 設備設計: 照井康穂建築設計事務所
  • 施工: 山田建設工業(株)
  • 主要用途: 専用住宅
  • 敷地面積: 2925.16㎡
  • 建築面積: 168.31㎡
  • 延床面積: 163.57㎡
  • 構造: 木造
  • 規模: 地上2階
  • 空調: 夜間蓄熱式電気床放射暖房、
    蓄冷式放射涼房
  • 竣工: 2011年12月
  • 撮影者: KEN五島

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