うららかな家

札幌の都心に近い住宅街。北東の角地に建つ木造2階建ての住宅です。外観はサーモウッド*羽目板の外壁と塗壁、積雪を考慮したレンガ積の腰壁の組合せが特徴的。屋内中央に配置した、光に包まれたvoidは、各居室の関係を緩やかにつなげ、南面に大きな開口部を持つlivingは天井を高くし開放的な空間となっています。
屋内は白を基調とした仕上とし、各所に配した木材を浮立たせ、光を制御しながら、清潔感と暖かみのある空間の中に凛とした空気感が備わるように仕上げました。
オーソドックスなパッシブ手法を用いつつ、自然環境と呼応しながら生活を楽しむ豊かな住空間になっています。
*サーモウッド:フィンランド建築技術センターが開発した、薬剤を一切使用せずに、「高熱」「水蒸気」のみで、木材を腐りにくく経年による変形を抑え、高耐久にする技術です。

うららかな家

  • 所在地 北海道札幌市
  • 構造設計 照井康穂建築設計事務所
  • 空調設備技術コンサル 北海道ちくだんシステム
  • 施工 (株)藤井工務店
  • 主要用途 専用住宅
  • 敷地面積 197.78㎡
  • 建築面積 134.35㎡
  • 延床面積 165.12㎡
  • 構造 木造
  • 規模 地上2階
  • 空調① 低温温水式床放射暖房 (熱源:地中熱HP))
  • 空調② 蓄冷式放射涼房
  • 竣工 2012年2月
  • 写真 KEN五島

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